起業・創業時に税理士へ相談すべきこととは?5つのメリットを紹介

起業創業時に税理士へ相談すべきこととは

個人事業主から法人化した場合、これまでは自分で管理できたため、税理士へ相談をすべきか迷う方もいるかもしれません。しかし、会社を設立する際の税務ルールや書類対応などは複雑であり、スムーズに完了させるためにはさまざまな知識が必要です。

そんなとき、税理士に依頼をすればスムーズな手続きだけではなく、多くのアドバイスを受けられます。

今回は、起業や創業時に相談すべきこと、そしてサポートしてもらうことで得られるメリットを詳しく解説します。

起業・創業時に税理士へ相談すべきこととは?

起業・創業時の決めごとには税金に関連する項目が多くあるため、のちに修正する手間やコスト面を考えると、予め専門知識を持つ税理士に相談しておくことが得策です。

まずは、起業の際にどのようなサポートをしてくれるのか見てみましょう。

税理士の主な業務は、次の3点です。

  • 税金に関する申告・申請を代理で行う
  • 税務書類の作成(確定申告・決算書)
  • 節税をはじめとする幅広い税務相談の対応

上記から把握できるように、税理士は「税金」について専門的な知識を数多く持ち合わせているため、起業の際に使える助成金や補助金、融資、会社設立のアドバイスなど、気になる事柄について詳しくサポートをしてくれます。

ただし、税理士は起業や経営ノウハウに詳しい専門家というわけではなく、あくまで「税金の専門家」です。起業・創業の相談をする際には、手続きや節税、融資、資金繰りなどの得意分野をしっかり把握したうえで行うのがベストでしょう。

税務顧問として税理士がどのようなことをしてくれるか知りたい方はこちらの記事がおすすめです。

会社設立・起業する際に相談する5つのメリット

起業時には、おそらく想像よりも多くの手続きが必要となってきます。その中には複雑な法律や高度な知識が必要なものも多く、自分一人でこなすには、それなりの時間や労力を使わなければなりません。

そこで、起業する際に税理士へ相談するメリットを5つ、具体的にご紹介します。

1.融資を受けられる可能性が高くなる

融資を受けるためには、事業内容や収支見込みなどを記載した事業計画書の提出が必要です。

この事業計画書は融資の際にとても重要な書類のため、専門知識のある税理士に相談をすることがおすすめといえます。税理士なら、作成時に必要な売上予測や資金繰りのアドバイスも的確にしてくれるためです。

融資は誰でも受けられるものではないからこそ、これまでに融資サポートの実績を多く積み重ねてきたプロの専門家の意見は必ずためになるはず。また銀行側も、実績ある税理士のことを信用している傾向にあるため、融資の可能性はさらに高まります。

2.助成金や補助金の相談ができる

税理士から助成金・補助金の最新情報や活用できるものの提案、さらには申請自体のサポートを受けることもできるでしょう。

助成金や補助金の受けられる条件を正確に把握している税理士のおかげで、人材投資などの経営判断を有利に進められます。

3.決算月や役員報酬の決め方のアドバイスがもらえる

株式会社の場合、資本金の金額や決算月、役員報酬、株主構成などが会社設立後の納税額に大きく影響を与えます。設立前に税や固定資産などの知識がないままこれらを決定してしまうと、容易に変更することができず、会社設立後に想定以上の税を負担することになるかもしれません。

また、役員報酬には税法上の決め方のルールがあります。このような決めごとの際にも起業時から専門家に相談しておけば、その都度適切な判断を仰げるため安心です。

役員報酬についてさらに深掘りしたい方はこちらの記事がおすすめです。

4.資金管理や運用を依頼できる

税理士はお金の専門家なので、経営相談はもちろんのこと、節税対策や投資などの資金管理・運用に対するアドバイスを長期的に依頼することもできます。

早めに資金管理や運用のアドバイスを受ければ本業に専念でき、起業を成功に導く環境作りへ時間を費やすことが可能になります。

5.他の士業と連携した仕事を依頼できる

会社設立・起業の手続きに関わる専門家には、税理士の他に司法書士や行政書士、社会保険労務士がいます。登記の作成や行政機関に提出する書類の作成などを専門家である各仕業に依頼することで、作業は確実かつスムーズに進行できます。

税理士と連携している司法書士や行政書士によって、会社設立時の手続きすべてを手厚くサポートしてもらえるでしょう。

まとめ

税理士に依頼するタイミングに決まりはありませんが、会社設立もしくは起業する前から相談しておくことがおすすめです。なぜなら起業時は、税務に関わる手続きも多くあるためです。

前もって税務相談をすることで、適切な納税額が分かるだけではなく設立してからの会計処理や決算、年末処理など、さまざまな面でサポートしてもらえますよ。まずは無料相談などを利用して、直接会って人柄や実績の確認をしてみるのもよいでしょう。

山本聡一郎税理士事務所では、確かな専門知識と実績を兼ね備えた税理士が、一人ひとりに合わせた最適なサポートを心がけて税務相談を承っています。無料相談も実施していますので、ぜひお気軽にお問合せください。

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税理士 山本聡一郎
山本聡一郎税理士事務所 代表税理士。1982年7月生まれ。名古屋市中区錦(伏見駅から徒歩3分)にてMBA経営学修士の知識を活かして、創業支援に特化した税理士事務所を運営。クラウド会計 Freeeに特化し、税務以外にも資金調達、小規模事業化持続化補助金などの補助金支援に力を入れている。
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