クラウド会計について

今さら聞けないクラウド会計とは?

クラウド会計についてひと昔前までは、弥生会計や勘定奉行などのパソコンにソフトを入れて使用するインストール型の会計ソフトが主流でした。今でも、インストール型の会計ソフトを使っている会計事務所・中小企業も多くいますが、最近では、「クラウド会計」という新たな会計ソフトが登場しています。

このクラウド会計とは簡単にいうと会計ソフトとデータがパソコンの中ではなく、すべてクラウドサーバー上にあり、会計に関する情報を一元的に管理・処理してくれますのでインストール型の会計ソフトにはないメリットを享受できます。公にはなっていませんが、2011年の東日本大震災の際、津波被害により会計事務所のパソコン・サーバーが流され、過去の会計資料を失い入力や申告作業ができなくなってしまったことがあります。自然災害が多い現在、いつ同じ状況に陥ってもおかしくはありません。あなたの大事な会社の会計情報をパソコン内や会計事務所に任せているのはリスクがあります。Google DriveやDropboxなどクラウドサービスが普及しているなか会計業務もインストール型からクラウド会計へと移行しつつあります。

 

クラウド会計の種類や特徴と各社ごとのメリットとデメリット

今や様々なクラウド会計サービスが登場していますが、個人事業主や中小企業が利用するクラウド会計のシェアを多く占めるのがfreee(フリー)とマネーフォワードクラウドです。freee(フリー)とマネーフォワードクラウドのそれぞれの特徴をまとめました。

 

① Freee(フリー)をおすすめできる個人事業主・中小企業

  • 簿記が全く分からない
  • 将来的に完全自動経理を目指したい
  • スマホでも経理作業を行いたい

 

② マネーフォワードをおすすめできる個人事業主・中小企業

  • 仕訳を一括で登録したい
  • 振替伝票など手入力する機会が多い
  • 経理だけの専門人員がいる

以上の結果を踏まえると、会計が全くの素人の方はFreeeの使用をおすすめします。貸方・借方という簿記特有の概念がなく、直感的に操作できます。ですので、人材採用においても経理経験がなくてもやる気があれば採用できるメリットがあるといえます。      

逆にいえば今までインストール型の会計ソフトを利用していた方はFreeeを操作すると、使いにくく感じるかもしれません。経理経験が豊富な方はマネーフォワードの使用をおすすめします。

なお、スマホで操作したいと考えるならFreeeの一択といえます。もちろん、マネーフォワードでもスマホアプリはありますが、銀行口座の残高・損益のグラフは確認できますが、仕訳などの経理業務を行うことはできません。一方、Freeeではグラフの確認はもちろん、スマホでもさくさく経理を進めることができます。

また、Freeeの独自の機能としては自動登録機能です。この自動登録とは、今後、同じ取引が発生したときは自動で登録してくれる機能です。弊所自身の会計もFreeeを利用していますが、特殊な取引が発生しない限り、ほとんど自動登録で経理が完了していますので、経理業務が本業に支障をきたさないメリットがあります。

一方、マネーフォワードの特徴は、一括登録機能です。一度に仕訳登録を最大50個まで行うことができます。定期的に経理を行っている人には必要がないかもしれませんが、月に1度しか経理業務をしなかったりした場合には、重宝するかもしれません。使っていくうちに勘定科目の自動提案の精度も向上していくため、使い込むほど、経理に要する時間を節約できるでしょう。

 

 

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